ドラクエ10用4垢コントローラーの自作 実装方式編
公開日: 2018年5月19日土曜日 4垢 DQX 電子工作
概要
USBコントローラーの製作は、マイコン・タクトスイッチ・基板を使用する。
マイコンはUSB端子を持っているものを選択。
このマイコンのピンにタクトスイッチを接続することで、USBコントローラーとなる。
これらマイコンとタクトスイッチを配置する物が基板である。
↑の画像は小さめの基盤にマイコンとスイッチを置いたもの。
完成品は大きな基板に4つのマイコンと4キャラ分のスイッチを配置する。
マイコンの選択
マイコンは下記の2つを候補にあげた。
・arduino https://www.arduino.cc/
・revive usb http://bit-trade-one.co.jp/product/assemblydisk/revive-usb/
revive usbを本命にした。
理由は、スイッチへの機能(Aボタン、上ボタンなど)割り当てが付属のソフトウェアで設定でき、簡単そうだったから。
一方、arduinoで実装するには、プログラムを書かなければならない。
プログラムを書く時間が掛かる点や、チャタリング対策など想定外の問題が発生する可能性を感じたので、今回は採用をやめた。
ドラゴンクエストX Windows版のキーコンフィグ仕様による問題
調査のためREVIVE USBを1つ購入し、ドラゴンクエストXを問題なく操作できるかどうかを調査した。
ドラゴンクエストXは、操作可能なゲームパッドの形状がPS4のコントローラーのようなアナログスティックが2つ搭載されているものが前提となる。
これはキャラクターの移動とカメラ操作がアナログスティックにしか割り当てられないからである。
キャラクターの移動もカメラ操作も、キーボードのようにアナログスティックを使わなくても問題なく操作できるにも関わらず、アナログスティックのみに制限されているのは不親切だと思った。
この制限によって問題が発生する。
REVIVE USBはレバーを1つしか設定できない。
このためキャラクター移動かカメラ操作のどちらかしか実装できないのだ。
どう考えてもキャラクター移動は必須である。
カメラ操作も重要。
そこで、カメラ操作をどうにか工夫して解決できないかと調べた。
ゲームで全ボタンの機能をチェックした。
そうすると、「キャラ回転・時計回り」と「キャラ回転・反時計回り」を押すとカメラが左右に移動するため、これで横のカメラ移動は代用できることが分かった。
残念ながら縦のカメラ操作を代用できる機能は無かったのだが、横のカメラ移動と視点リセットを駆使することで、カメラ操作は問題ないだろうという考えに至った。
もし、戦闘中に上や下を向く必要が出てきた場合、キーボードの↑と↓で対応することにする。
キーボードでは1キャラしか操作できないが、視覚的な確認であれば1キャラで十分なはず。
その他のボタンも確認し、カメラ操作以外の機能は網羅できることが分かったので、4垢コントローラーはREVIVE USBを使って製作することに決定した。
組み立て編に続く
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