キーボードをErgoDox EZに新調した

公開日: 2016年3月27日日曜日 ErgoDox




キーボードを新調した


私は8年ほどRealForce108UBKというキーボードを使っていました。
RealForceはキーに静電容量無接点方式を採用していて、タッチがソフトながら正確に入力できます。
とても優れたキーボードだと思います。

しかしRealForceといえど、仕事でキーボードを半日も打っていると、肩こりの魔の手が襲ってきます。
どうもキーボードを打つ時に両手を近づけると、肩が前方に引き寄せられて猫背になり筋肉が緊張するため、コルみたいです。
たしかに筋肉を意識すると、肩が窮屈に感じます。

そこで、人間工学に基づいて手首や肩が疲労しにくくデザインされている、Kinesisを買おうと思っていました。
Kinesisはキーが左右に離れているので、腕を肩幅程度に開きリラックスしたポジションで入力できます。

Kinesisの他にも似たような製品を探していると、キーボードを左右に分離できるセパレートタイプの存在を知りました。
セパレートタイプは腕を開く幅を自由に調節できるため、Kinesisよりもベストポジションで入力ができそうだと感じました。

最終的に、購入したキーボードはセパレートタイプの「ErgoDox EZ」です。

ErgoDox

ErgoDoxとはオープンソースキーボード。
ハードウェアの設計図や部品と、ソフトウェアが公開されており、
データをもとに基盤や部品を組み立てれば、1からキーボードを作れます。
ファームウェアをいじれるので、各ボタンに割り当てるキーを自由に変更可能。
つまりErgoDoxは、カスタマイズ性が非常に高いキーボードなのです。
公式サイトはこちら->http://ergodox.org/

ただ、私には電子工作の知識もなければ、部品を組み立てる技術も無いので、完成品のErgoDox EZを購入しました。

ErgoDox EZ

ErgoDox EZはErgoDoxの完成品で、組み立てサービスの他にオプションで、自由に角度を付けられる足やリストレストを追加できます。
こちらのサイトから購入しました。

https://www.indiegogo.com/projects/ergodox-ez-an-incredible-mechanical-keyboard#/

キースイッチ

キースイッチはGATERONが採用されており、
キーの押下圧とクリック感の違いによって、
数種類の中から好きなタイプを選択できます。

キースイッチの詳細はwikiに書かれています。
https://deskthority.net/wiki/Gateron_KS-3_series


私はこれまで使ってきたRealForceがソフトタッチだったので、押下圧が軽めの赤軸(GATERON red axis)にしました。
使ってみた印象では、RealForceよりもErgoDoxの方が軽く感じます。
また、使い慣れていないからなのかもしれませんが、
ErgoDoxではキーを押しても入力されていないこともあり、
入力の正確性ではRealForceが優れていると思いました。


キーボードレイアウト

ErgoDoxはキーボードのキー配置を自由にカスタマイズできます。
キーボードを使っていて違和感を感じたら、キー配置を都度修正。
試行錯誤を繰り返し、次第に自分に適したキーボードに仕上がっていくのです。

私の現在のレイアウトはこちら。



キー配置が3種類ありますが、これはレイヤーというもので、
ErgoDoxはこのレイヤーを切り替えながら使います。

レイヤーの切り替えは[~L1]などの専用のボタンを使います。
[~L1]を押している間はキー配置がLayer 1に変わります。
[+L1]は一度押すとLayer 1のまま維持します。
[-L1]を押すとLayer 1を終了し、元のレイヤーに戻ります。
このようにレイヤーを切り替ええることで、少ないキー数でも全ての文字や記号を入力できるようになっています。
また、キーがコンパクトにまとまっているので、手の移動が減ります。


レイヤー0

レイヤー0は文字入力で使うメインレイヤーです。
日本語入力では、文字変換にスペースとEnterを多用するので、左右の親指で押しやすい位置に配置。

伸ばし棒「ー」も多用するので、右手の親指で押せる位置に配置しました。
JISキーボードでは数字の0の隣に配置されていますが、頻繁に使うのに押しづらい位置にあるなぁと前々から感じていました。
親指で押せると実にスムーズに入力でき、これだけでもErgoDoxに変えて良かったと思いました。

右下にカーソルキーを配置していて、シングルクォーテーションやDeleteキーなどが犠牲になっています。
ここは悩んだのですが、テキストエディタでコピペする時に、
カーソルキーとCtrlキーを組み合わせて使うので、
どうしてもカーソルキーはレイヤー0に配置する必要がありました。


レイヤー1

レイヤー1の主な用途は、ファンクションキーと、カーソル移動にBackspaceとDelete。
カーソルとBackspaceとDeleteは頻繁に使うので、右手の押しやすい位置に配置しています。
その他にも、レイヤー0で押しづらい記号をカーソルの下に配置して、手の移動を減らしてます。

レイヤー2

レイヤー2はテンキーとして使います。
右手の上の段にF7とF8がありますが、ここで数字の半角と全角の切り替えをしています。
数字キーはシフトと併用すると記号を入力できるので、レイヤー2での記号入力を練習中です。

さいごに

ErgoDoxを一週間しか使っていないので、まだ入力に慣れていません。
早く慣れたいと思っていますが、
もともとJISキーボードを使っていたので、USキーボードの記号の位置にとまどっています。
あと、誤入力も多いです。
ErgoDoxはキーの縦の位置がずれておらず1列に並んでいるため、
Vを押したと思ったらCだったなんてことが多発しています。
他にも、Bを右手で入力する癖があったようで、右手にBボタンが無いことを知った時に驚きました。

そんなこんなで、まだ全然使いこなせていないのですが、
キー配列をいじるのが楽しくて、長く使っていけそうです。

3万円以上しましたが良い買い物でした!

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